こんにちは。ととです。
最近読んだ本が面白かったので
少し紹介してみようかと思います。
最近といっても図書館で借りた本なので
発売されたのは数年前ですが。
著者自身が自分で時代の流行を追わず
なるべく情報として古くならないテーマを選んで
本を書いていると言っていたので内容は古くはないと思います。
自分も読んでみて新しい気づきもありましたし
今の社会にも十分に通じる内容だと思いました。
その本とは
「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? 」
木村太一(著)
です。
最近僕は毎週図書館に行って本を漁って
適当に借りてくるのですが(適当といっても興味のある本です)
これは大変興味深く2日ほどで読み終えることができました。
内容としては
今の働き方、時間を消費してその分だけ給料をもらう働き方では
ラットレースからは抜け出せない、新しい価値観の働き方をしよう。というのものです。
マルクスが書いた名著「資本論」を読み解いた著者が、わかりやすく
今の働き方、給料の決められ方を説明してくれます。
給料とは、労働者が明日も同じように働ける金額だけ支払われていると言い
要するに、衣食住満たせるのに平均してこれだけお金があれば
あたたは毎日働けますよね?という金額であり
企業の利益が分配して支払われているわけではないのです。
なので、いくら頑張って働いて会社に2倍の利益をもたらしても
あなたの給料は倍にはならないですよね?
極端に言えば、頑張っても頑張らなくてもさほど給料は変わらないということです。
残業すればお金はその分もらえますが
そのお金は体の疲れを癒したり、ストレスを解消する為に
支払われるものであり、あなたの能力を評価して与えられるお金ではないのです。
転職して給料が高い職についても同様で
お金がもらえる代わりに強いストレスがかかったり、長時間働く必要があるのです。
また、その給料とは世間の相場、平均してこれくらいでしょうという基準で決められていると
その本の中では述べられています。
では、僕たちはどんな働き方をしたらよいのでしょうか?
著者はこう語っています。
・世間相場よりストレスのかからない仕事をしよう
→同じ仕事量でもストレスが少ないとそれを解消する費用がかからなくてすみます
・時間をかけて労働価値を高めること
→誰でもできる仕事の価値は低く、時間=浪費となり、疲れた分だけ給料として支払われるだけ。
長い時間かけて高めた能力は、誰でもできる仕事ではなく価値の高い仕事となる。
・仕事内容の移り変わり、革新が少ない業界で働こう
→インターネット関連などは技術の発展のスピードが早く、次々と新しいことを学ばなければならなく大変。
逆に建築業界などは古くからの知識はそのまま残り、息の長い仕事ができる。
その本が手元になくて覚えている限りですが
このような内容だったと記憶しています。
詳細は本を読んでいただければと思いますが
新しい発見と仕事への意識が変わる面白い本でした。
図書館や本屋に言った際にはぜひ手にとってみてください。
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